2012年12月29日土曜日

文句があるなら・・・

2012年がもうすぐ終わろうとしている。
今年最後のブログになるというのに、「文句があるなら・・・」という
ケンカ腰のタイトルはいかがなものか?と突っ込みながらも、
でも、やっぱりこれだなと思うので続けることにする。

夫がいいよと言っていた、大貫妙子さんの「One Fine Day」という
アルバムを聴いていた。一曲目には、「船出」という歌があり、
冬の冷たい空気の朝に似合うゆったりとしたいい曲だ。
作詞は、糸井重里さんと大貫妙子さんの二人が手掛けている。
作曲は大貫さん。
「大貫さんの歌は歌詞が少ないのがいいよね」と、夫は言った。

そう言われてみると、日本でよく売れているJ-Popなんかは、
ひとつのフレーズに、話言葉のようにたくさんの言葉を詰め込んでいて、
息継ぐ暇もないくらいだ。でも、そういう歌のほうが、日頃のたまりたまった
うっ憤を晴らせるのか、聴いていてスッキリするし、
カラオケなんかで歌ったら、盛り上がるよなーと思う。

ズブの素人が、カラオケで大貫妙子さんの歌ばかりをエンドレスで
歌ったとしたら、盛り上がりにかけるだろうし、なんだかまったりしすぎて、
周りの人をイライラさせるかもしれない。
「間奏長っ!テンポ遅っ!・・・まだ続くのかよ、オレ次の曲歌いたいんだけど」
というヤジが飛んできそうだ。


だが、しかしだ。そんなイラついたヤツらには、
「文句があるなら、オマエやってみろ!」と言ってやりたい。


歌ってみろよということじゃなくて、
「オマエこういう歌作ってみろよ」ということだ。
歌詞も短くてシンプルだし、なんか作れそうな気がするけれど、
おそらく作れないだろう。イチから作ろうとしてみて、
はじめて大変さや凄さがわかるかもしれない。


こういうことは、私たちの日常にもたくさん潜んでいる。


母さんや妻が作ってくれる、毎日の食事やお弁当なんかもそうだ。
会社の仕事や上司の仕事の進め方もそうだ。
政治家のやっている政治というのもそうだ。

もうちょっと手際よく、もうちょっと工夫して、
もうちょっと上手に、もうちょっと違う方向性で、
もうちょっと変えられないのかなぁ・・・・・・

何だかじれったくて、じっと見ていられなくて、
周りの人は、やきもきしてイロイロとヤジや文句を飛ばしたくなる。

気持ちはわかる!!
でも、その中心、その渦中にいる人からしてみれば、
時間やお金や能力といったたくさんの制約のなかで、
それでも一生懸命やっているということを忘れてはいけないだろう。
イチから自分ひとりでやってみて、はじめてその人の苦労や
当たり前の中に潜む凄さがわかるかもしれない。
継続の難しさというのも、痛感するかもしれない。

だから、自分が思う、こういうのが当たり前、こういうのが幸せ、
こういうのが正しいという意見や理想を、ただ一方的に
人に押し付けるのは、やはりちょっと違う。


今年もきっとたくさんの文句が生まれただろう。
その文句を、来年もそのまま持ちこして、
同じことを言いい続けていいのかどうか、
除夜の鐘の音とともに、
もう一度頭を冷やして考えてみてほしい。


文句があるなら、辞めちゃえば?
文句があるなら、そこを去れば?
文句があるなら、関係を切れば?

もし、それができないのであれば・・・
まずはその文句をひとまずどこか見えないところにしまっておいてくれ。
そして、オマエの意見を聞かせてほしいと言われるまで、
その文句を、相手に納得させるくらいまでに練り上げておいてほしい。

関係のない他人や身内に、文句や愚痴をいつまでも聴かせ続けるなんて、
はなはだ迷惑で失礼な話だ。聴かされている側も無駄に疲労する。

文句があるなら自分でやれ!
いいアイデアがあるなら、自分で動け!
人のふんどしで、いつまでも相撲をとってばかりじゃ、
やっぱりいろいろなことが変わっていかないし、おもしろさも半減するだろう。

小さなことから、まずは自分で!!
私も、そう自分に言い聞かせることにしよう。
そして、そういう一歩を踏み出した勇気ある人を、
しっかり身守り、応援したいと思う。

年末には、文芸雑誌「アフリカ」用に初めての短い小説を書きました。
小説なんて習ったことはないけれど、でもやりたいからやってみた。
編集者からのOKがでれば、来年1月号に掲載されるかな・・・・・・?

一歩、一歩、シンプルに、言い訳せずにただやるだけ。
私もときどき「船出」を聴いて、不安になったらこの歌詞の中にあるように
「君はどこまでも行ける」と自分に言い聞かせることにします。


今年も一年間、お世話になりました。
皆さんも、よいお年をお迎えください。


2012年12月29日


2012年12月20日木曜日

世界のムードはそれを許さないらしいので黙っていた

私は人類がついに月面に着陸した時ナーンも感動しなかった。それはテレビにかじりついてホーホーと感心したが、何か人間はしてはいけない事をしているのではないかと思い、それを口にしたいと思った。しかし、世界のムードはそれを許さないらしいので黙っていた。

佐野洋子 「しみじみ」より(新潮文庫「覚えていない」収録)


いまだかつて経験したことがないくらいの喜びと喪失感をわずか数ヶ月の間に一気に経験してしまった私は、今年の秋頃、何も手がつかないくらい疲れきってしまった。私は、ネットからも、人からも、うーーんと遠ざかり、耳をふさいでふて寝したい気分だった。そして、何かの救いを求めるかのごとく、佐野洋子のエッセイをむさぼり読んだ。


きっかけは、私が主催しているMichi-Kusaのサイトのリレーエッセイのコーナーで、文芸雑誌「アフリカ」の仲間である、髙城青さんが若かりし頃に夢中になって読んで影響を受けた本として、佐野洋子のエッセイ本をあげていたからだ。

佐野洋子は、「100万回生きたねこ」の絵本作家として有名で、私も名前と作品は知っていたのだが、エッセイを読んだことはなかった。

先に引用した文章は、まだまだ甘口のほうなのだが、彼女をどんな人と紹介するならば、世間の風潮などおかまいなしという感じで、ガンガン本音で斬り込み、しかも、ガハハと腹を抱えて笑わせてくれる、頼もしく、恐ろしく無邪気で、破天荒なセンパイ女性というところだろうか。


私は佐野洋子のおかげで、どうにか正気というか笑気を取り戻すことができた。悩んだり、悲しんだり、泣いたりしているのがバカらしくなったのだ。


ということで、ようやく重い腰?筆?を上げて、かなり久しぶりにブログを書くことにした。なにやら明日12月21日は、マヤ暦が終わる日だそうですね。明日で世界が終わるとしたら、何をしようか?といろいろ考えた末に、今日私がしたことといえば・・・


ずっと食べたかったパン屋さんに行こう!
という食いしん坊な小さな冒険だった。


横浜から電車を乗り継ぎ、はじめて降り立ったのは小田急線「豪徳寺」駅。5月に行われた私たちの結婚パーティーのときに、お友達が持ちよってくれた料理の中にとても美味しいいパンがあったそうだが、新婦の私は遠慮しているうちにうっかり食べそびれてしまったのだ。それが心残りでずっと行きたいと思って、忙しさと遠さにかまけて、のびのびになってしまっていた。

お店の名前は、「uneclef(ユヌクレ)」。
昔ながらの小さな商店街の道なりに、ひっそりとある小さなパン屋カフェだ。目の前には緑道があって、ガラス越しからは平和そうな顔をして帰宅する学校帰りの小学生や、杖をつきながらよぼよぼ歩くおじいちゃんの姿が見えた。

私はカフェで温かいカフェオレをすすり、ただただボーッとそれを眺めていた。もちろんテーブルには、佐野洋子の本も供えていた。私を救ってくれた佐野さんにも、このうれしい時間を共有してもらいたくて。

今日は、ただただパン屋に行って好きなパンをいくつか帰れば満足という旅。渋谷でデパートなどにも寄らずに、ただパンを買って帰ってきた。明日は冬至なので、お風呂に入れるユズだけスーパーで買い足した。すごく満足な一日だった。そして、何より明日が来ることをワクワクしている自分がうれしい。


選挙も終わり、落胆し、なにやら来年も混沌とした世の中になりそうだけど、それでもいろんなことは、良くも悪くも前に進んでいることをまずは喜んでもいいのかもしれない。

そして、私は私で、自分の欲求に従って前へ進むのみだ。
言いたいことを言い、書きたいことを書き、
食べたい物を食べ、行きたいところへ行き、会いたい人に会いに行く。

これは簡単のようだが、簡単ではない。言い訳をすれば、やらなくたっていいし。本当の欲求以外のところへそれていくことのほうが、本来はラクなのだから。


世界のムードはそれを許さないらしいかもしれないが、
私は、そういう自分の欲求の原点に立ち戻ってみたい。


2012年8月24日金曜日

横浜・関内にオープンした「中島古書店」で、文芸雑誌「アフリカ」が購入できるようになりました!

8月14日に横浜・関内にオープンしたばかりの「中島古書店」さん。8月23日掲載のヨコハマ経済新聞でも紹介されました。

こちらのお店は、ことのは山房が主催するトークイベント「夜の道草vol.1」の舞台となった黄金町のカフェ「Canti」店主のご紹介でご縁が生まれ、文芸雑誌「アフリカ」を置かせていただくことになりました。

これまで「アフリカ」を店舗販売していたのは、東京・府中の「珈琲焙煎舎」だけでしたが、道草の家の拠点である横浜でも販売できるお店ができて、本当にうれしいです。

中島古書店の店主が、「アフリカ」をイメージして、タイプライターとサボテンが置かれた机(特等席)を用意して待っていてくれたのには、感激しました。まるで、アフリカがその場で作られているような雰囲気なんです。最新号はもちろん、バックナンバーも揃えてありますので、気になる方はぜひ手に取ってご覧くださいね。切り絵を使ったカラフルな表紙のバリエーションもお楽しみいただけます。

「アフリカ」という雑誌には不思議な場の力があって、「アフリカにだから書けることがあって、自分をさらけ出して素直に書けそう、書いてみたい」と書き手に思わせるようです。アフリカに書くことで自分の本心に気付き、励まされている・・・・・私もその一人です。“セルフヘルプ雑誌”だなんて声もちらほら。

また、読む世代を選ばない雑誌のようで、私の親の世代も毎回食い入るように読んでくれています。私も仕事で行き詰った時などに、思わず「アフリカ」に手が伸びるんですよね。なかには入院先のベッドに持ち込んでくださったという熱心なファンもいるそうです。

「薄くて、小さいのがいい!」なんて、褒めてくださる方もいます。何度も繰り返し手に取って読めるようにとの編集者(下窪俊哉)の意図があるそうです。

「アフリカ」をかわいがってくださる読者のみなさんのおかげで、今年から始まった年間購読のお申込みも、日に日に増えている状況です。温かいご支援、いつもありがとうございます!(送料無料でお得な年間購読は、現在も随時受付中です)


2012年8月7日火曜日

随筆家・山本ふみこさんの文章で、文芸雑誌「アフリカ」と芦原陽子のエッセイが紹介されました!

おなじみの料理雑誌「オレンジページ」。同誌の公式サイトのブログに、日記を連載中の随筆家・山本ふみこさんの文章の中で、文芸雑誌「アフリカ」7月号に寄稿した芦原陽子のエッセイ『私はこうして「道草ハンター」になった』が、紹介されました。

夫の道草君こと(下窪俊哉)が編集を手がけている文芸雑誌「アフリカ」が、山本ふみこさんの元に届き、こんな風に受け止められていたのかというのが、情景までありありと目に浮かぶようにしたためられていて、夫婦そろって朝から感激してしまいました。

山本ふみこさんの“受信力”の高さ、すばらしいですね。

夫婦そろって愛読中のふみこさんの随筆。夫婦のこと、親子のこと、毎日の食事のこと、ふみこさんらしい日常のひと工夫、楽しみ方のエッセンスが満載でどの本もオススメです。わが家の食卓に、山本家のレシピが並ぶこともしばしば。

▽ 山本ふみこさんのうふふ日記 いつかやってくるだろう〈引用ノート15〉
http://plaza.rakuten.co.jp/opfumikoy/diary/201208070000/?scid=we_blg_tw01

芦原陽子のエッセイ『私はこうして「道草ハンター」になった』が掲載されている、文芸雑誌「アフリカ」7月号の詳細はこちら。好評発売中です!
https://sites.google.com/site/africannightpart2/Home/saishin-gou

下窪俊哉を編集人とする文芸雑誌『アフリカ』は、2006年8月に創刊した小さな雑誌です。2012年春より隔月(年間6回)刊行。 基本は郵送による販売で、1冊500円(+送料)。 また、年間講読(3000円・送料無料)も。 詳細はこちら⇒
https://sites.google.com/site/africannightpart2/Home/howtobuy

2012年7月26日木曜日

「ランチョンマット通信」が“道草婚”記念で限定復刊!50部限定で関係各位へ発送しました


ことのは山房が企画・取材・執筆・写真・コラージュ・配布行脚までのすべてを、一人で手がけていた、伝説のフリーペーパー「ランチョンマット通信」が、5月20日に行われた俊哉&陽子の結婚パーティーをテーマに、“道草婚”メモリアル記念号として、限定復刊しました。

50部限定で印刷し、昨日関係各位へ無事発送しました!
「ランチョンマット通信」は、広げるとランチョンマットに使えるフリーペーパー。A3カラー片面印刷です。▽これまでの表紙コレクションはこちら
http://kotonohasanbou.blogspot.jp/2010/12/blog-post_3920.html

2007年11月に創刊、2009年12月で休刊しました。
発行ペースは1年目が隔月、2年目が年4回の通算11枚を発行しています。毎回テーマに合わせてランチョンマットの布を選んでカラーコピーし、切り貼りコラージュで記事や写真をレイアウトしていました。

今回は、結婚パーティーのときに新婦が着ていた繊細なレースのウェディングドレスをカラーコピーして、清楚なマットに仕上げました。パーティーの舞台裏のエピソードや、新郎編集のフォトブック完成のお知らせ、パーティー料理こぼれ話など、おいしかったあの店の最新情報やレシピも掲載していますよ。

皆さんから寄せられた素敵な写真をふんだんにコラージュした幸せムード満点の、ちょっと贅沢な「ランチョンマット通信」。手元に届いたラッキーな方は、どうぞ最後までお楽しみください。

【訂正】のお知らせ
佐伯さんが持って来てくれたパンのお店の名前のスペルが間違っておりました。「uneclef」が正しいです。訂正とお詫びをさせていただきます。

2012年7月18日水曜日

芦原陽子が主催するトークイベント「夜の道草vol.1」7月28日(土)開催決定!【先着6名様】<7月26日現在残り1席>おかげさまで満員御礼!募集を締切ました

芦原陽子(ミチクサ1号)と荒澤文香(ミチクサ2号)が、横浜を拠点に活動しているカフェイベント「Michi-Kusa」。かねてからやりたいと思っていた、ディープなミニトークイベント「夜の道草」がついに開催されることになりました。

7月28日(土)夜7時~横浜・黄金町のカフェ「Canti」2階の小部屋を2時間貸し切り、座談会形式のディープなミニトークショー「夜の道草vol.1」を開催することが決定!

フリーランスコピーライター兼こけしマッチ制作所の営業担当山田晶子さんをゲストにお迎えします。「小柱を立てて生きていく」が、トークショーのメインテーマ。一つの会社にすがらない、これからのフリーランス的な生き方・働き方について、日頃の悩みも含めてゲストの山田晶子さんとともに、参加者の皆さんとざっくばらんに語り合いたいと思います。

山田さんは、こけしマッチ制作所の営業担当として「新版 手づくり雑貨の売り方手帖」を執筆(7/25発売予定)手作り雑貨を売りたいけれど、どうすればいいかわからない方に、オススメの本です。トークショーでも、直々にアドバイスがもらえるかも。発売したての新刊本もご覧いただけます。

会場は、Michi-Kusaリレーエッセイ6月にご登場いただいた、Canti店主のカフェです。夜だから聞けるあんな話、こんな話・・・お友達を誘って、ぜひお出かけください。

◆◆ 夜の道草vol.1開催概要 ◆◆

開催日時:7月28日(土)夜7時~9時(2時間)
開催場所:カフェ「Canti」2階(横浜市中区黄金町2-8) 「Canti」店主のブログ
最寄駅 京浜急行線「黄金町」駅改札から徒歩1分
募集人数:6人(事前申し込み制・先着順)
※7月18日から募集開始。定員に達しましたので、募集を締め切りました
会費:1,500円(1ドリンク+お土産付き)

◆申し込み・お問い合わせ先◆
参加希望の方は、otegami@michi-kusa.net 宛てに、e-mailをお送りください。件名は、【夜の道草vol.1参加希望】とし、メール本文に、1)氏名 2)参加人数 3)メールアドレス 4)当日連絡がつく携帯電話番号 を明記してください。

参加申し込みが確定した方には、数日中に主催者からe-mailでご連絡します。申込をキャンセルされる場合にも、上記のe-mailアドレス宛てに、お早目にご連絡ください。

2012年7月3日火曜日

【7月5日放送】NHKラジオ第1「ウルフルケイスケのゆるコミュ探訪」に、「乙女湯のたしなみ」が登場します!


「暮らしに銭湯を。」を大切な合言葉に、「女性」「くつろぎ」「たしなみ(マナー)」という視点から、愛しいニッポンの誇り「銭湯」を舞台に、女性のための銭湯イベントを行っている「乙女湯のたしなみ」。ことのは山房も、昨年からメンバーとして活動しています。

NHKラジオ第1「ウルフルケイスケのゆるコミュ探訪」7月5日(木)の番組内で、先日収録した「乙女湯のたしなみ」が登場します。午前11時30分頃スタート予定。どうぞお聴き逃しなく!何週かにわたって放送されますよ♪

ストレスや不安の多い現代社会。そんないま注目されているのが「ゆるコミュ」と呼ばれる、ゆる~いコミュニティーです。誰にでも入れて、仲間ができて、気分が落ち着く、ゆるコミュをオアシスとして、楽しく過ごす人が増えているとか・・・「ウルフルケイスケのゆるコミュ探訪」は、さまざまな「ゆるコミュ」を、音楽界のMr.スマイルことウルフルケイスケがギター片手に笑いたっぷりにレポートする番組です。

東京スカイツリーも近い東上野の銭湯「鶴の湯」の女将さん、常連さんを交えながら、繰り広げられるゆるくてほのぼのとしたトーク。乙女湯のたしなみメンバーのリーダーmasamiちゃん、カメラ担当のmakiちゃん、広報全般担当のわたくしyokoが、ナビゲーターのウルフルケイスケさんと共に、銭湯の魅力を探っていきます。銭湯ならではの自然なエコーもどうぞお楽しみに♪

フェイスブックにも収録風景の写真をアップしています。

2012年6月3日日曜日

新婦目線の道草婚パーティー<その2>

道草婚パーティーに参加してくれた友人たちから、続々と写真が届いている今日この頃。引き続きパーティーの余韻を楽しんでおります。

ちなみにすぐ下の写真は、新郎の親友 守安さんからサプライズ・プレゼントでいただいた「麦ふぁ~」(左)、ミチクサ2号(荒澤文香)さんデザインのレコード風パッケージに収められた寄せ書き色紙(中)、旦那の妹さんからのプレゼント(右)です。新郎新婦席の後ろの神棚に?飾られていました。
さてさて、新婦目線で綴る道草婚パーティー。第2回目は、こだわりのシューケーキと、最後に配った手作りクッキーについて触れてみたいと思います。

◆ケーキ入刀ならぬ、フォークザクザクで盛り上がった儀式♪
新婦が作る、素朴な「道草の家クッキー」。変顔が多いのはご愛嬌!?

クロカンブッシュ(croquembouche)って、知っていますか?クロカンブッシュとはフランス語で「ごつごつした木」という意味。フランスでは古くから伝統的にお祝い事には欠かせないケーキとして知られています。小さなシュークリームをツリー状にたくさん積み上げ、ビターなカラメルで固めたデコレーションケーキ。
地元でいつもお世話になっているカフェ「Le Cafe Garden de la part de maqui」(横浜市中区麦田町4-110-6) に、ウェディングケーキを発注しました。マキさんはフランスで修業経験のある若きパティシエール。伝統菓子を得意とします。

最初は、小さなプチケーキを台にのせてタワー状に並べようと思っていたのですが、ひとつのケーキを分け合って食べるほうが、お祝いの席にふさわしいこと。そして旦那さんの好物がシュークリームだったこともあり、クロカンブッシュに決めました。

クロカンブッシュは、高さが高いほど結婚後の生活が豊かになるといわれるとか・・・。「シュー」はフランス語で「きゃべつ」という意味があり、欧米では赤ちゃんはきゃべつ畑から生まれてくると言われているため(コウノトリが運んでくる説もある)、子孫繁栄と豊作を願ってきゃべつに見立てたシューを積み上げるそうです。ちなみに私たちの場合は、シュークリーム60個分!!
ウェディングらしく、トップには白い蝶が飛び交い、白いドラジェが飾られました。ドラジェは、アーモンドに砂糖ペーストをコーティングしたお菓子のこと。たくさんの実をつけるアーモンドは子孫繁栄の象徴とされ、ヨーロッパでは古くから結婚式や誕生日などのお祝いごとには欠かせないお菓子です。

カラメルがくっついて壊れてしまうので、箱にも紙にも包むことができず、むき出しのままタクシーで運ばれ、坂道を手で運んで無事に届けられたクロカンブッシュ。けっこう重くて大変だったそう。
想像以上に、カラメルが固かったので、すぐにはシューにたどりつけず、トップの蝶部分を取って、それを新郎新婦でかじりつくことに。その後、新婦がフォークでザクザク削って、ゲストの皆さんにふるまいました。そのパフォーマンスもおもしろかったみたい(笑)

旦那さんのツイッターアイコンが蝶なので、取り分け用の小さな紙コップには、蝶のハンコを押したハートのふせんを貼り付けて、マスキングテープで飾り付けしました。
めずらしいシューケーキだったので、子どもたちも大喜びでした。大人婚らしいシブめの華やかさで、写真に撮っても絵になりますね~。ビターなカラメルと、濃厚なカスタードの甘さが、珈琲焙煎舎がハンドドリップした珈琲とよく合いました。

今回の道草婚パーティーは、「持ち寄り式」がコンセプトだったので、ゲストの皆さんからも、たくさんのおいしい惣菜やパン、手料理などを持ち寄っていただきました。
新婦からの持ちよりとして、ゲストの皆さんをお見送りする際に、何かお菓子でも!ということになり、不器用な新婦が選んだのは、なかしましほさんレシピの「スマイルクッキー」でした。(正式名はスマイルビスケットらしい)

材料は、全粒粉・小麦粉・メープルシロップ・菜種油・塩少々だけ。バターを一切使っていない素朴なクッキーです。しかも、ボールの中で材料を手ですり合わせていくという、まさに手作りなクッキー。

道草婚パーティーの前々日くらいから、2日間にわたって菓子工場のようにひたすらクッキー生地と向き合った不器用な新婦。

ウインクしたり、舌を出したり、七三分けにしてみたり、変顔が多いクッキーでしたが、カラフルな折り紙を三角に折って、道草の家に見立ててラッピングしました。
「道草の家 ことのは山房に、遊びに来てね!」という願いを込めて、いろいろな顔が集まって、にぎやかな家をイメージして。

新婦の相棒、ミチクサ2号(荒澤文香)さん手作りの「ミチクサMap」を新郎が配り、道草パーティーが終わった後、石川町周辺を道草できるようにしました。新郎新婦お気に入りのカフェや古着屋なども載っていましたよ。
道草婚パーティーは、そんなにお金をかけていない素朴なパーティーでしたが、参加してくれた一人ひとりのお祝いの気持ちがつまった、温かな会になりました。道草夫婦の感想として、「ゲストとして参加してみたかったね~」というくらい、楽しいひとときでした。

旦那さんも、2回目のブログを今日更新したそうです。なにやらまだパーティーが始まっていないとか・・・あわせてお楽しみください!

Special Thanks 写真提供:守安涼(サプライズ・プレゼントの写真)、鈴木永弘(クロカンブッシュ、料理写真)、珈琲焙煎舎(クロカンブッシュ食べさせ合う儀式、道草の家クッキー&道草マップを配る様子)

2012年5月26日土曜日

新婦目線の道草婚パーティー<その1>

先週の日曜日、5月20日。私たち夫婦が最初に行った横浜・石川町にある
隠れ家的カフェ「ZAIM CAFE ANNEX」を貸し切って、結婚披露パーティー
(通称:道草婚パーティー)を開きました。
入籍したのが2月22日なので、「3ヵ月の節目でちょうどいいね」と。
家族や親しい友人たちを集めて約40人あまりの小さな宴を道草夫婦で
企画しました。

最近は、結婚式や披露宴なしで、入籍だけで済ませてしまうことも多い
ですが、私としては、結婚式はする必要がないけれど、結婚披露パーティー
はやったほうがいいと思っている派でした。

なぜなら、せっかく女の子に生まれたのだから、きれいな花嫁衣装を
一度は着てみたいという、いわゆるお姫様願望があったというのが
大きな理由のひとつ。

そして、ちゃんと手順を踏んで正々堂々と結婚した二人なのだから、
こそこそする必要はないし、これまで私たちを応援し、支えてくれた
家族や親しい友人には、感謝の気持ちも込めて、きちんとお披露目
するのが筋だろうと思っていたからです。
新居である「道草の家 ことのは山房」には、いろいろな人が気軽に
集えるような、風通しの良い場にしたいと考えていたので、パーティーで
お披露目することで、二人のことをより知ってもらい、遊びに来やすい
雰囲気を初めの段階で作っておきたいという願いもありました。

旦那さんも、なにやら自分のブログで道草婚パーティーのことを
書くそうなので、ここでは新婦目線で、パーティーを振りかえって
みようと思います。

◆パーティーの肝は、衣装選びだった!
~ウェディングドレスをドタキャンした新婦~

新郎・新婦の衣装は、二人分セットで安く借りられる貸し衣装にしようと
思っていました。ウェディングドレスをいくつか試着して、予算内で
それなりに気に入るドレスがあったので、契約を済ませて一安心だと
思っていた帰り道に、近所のブティックで、運命のワンピースと出会って
しまってさ~大変!

契約したその日ならキャンセル料が発生しないので、契約したばかりの
ウェディングドレスを解約しに行き、「一晩頭を冷やしてよく考えなさい」と、
旦那さんのお叱りも受け、翌日あらためてアンティークレース風の
ワンピースを購入しに行きました。
決め手となったのは、ウェディングドレスと違って裾が長くないので動き
やすそうだったこと。そしてゲストとの距離が近いカフェパーティーでは、
「ディテールの良さを重視したほうがいい」と、ブディックのママに
アドバイスしてもらったこと。どうせレンタルと同じ位の金額を出すなら、
その後も長く使えそうな服を買ったほうが経済的だと考えたからです。

たまたまワンピースとセットになるような、帯状のレースがあったので、
髪に飾ってみたところ、ベールのように使えることが発覚!黒髪の
おかっぱ頭をそのまま生かした、私らしい花嫁衣装が完成しました。
新郎の衣装といえば・・・今まで出席した結婚式でもほとんど記憶に残らない
というのがほとんどだったので(笑)あまりお金をかける必要がないと判断。

なので、新郎は手持ちのスーツに、友人から借りたえんじ色のネクタイを
組み合わせただけ。でも、これからも長く使える靴とシャツと靴下は新調
したので、それなりにパリッとして見えました(笑)胸元のブートニアのバラ
がわりと大ぶりだったので、それも良かったのかもしれません。

結果的には、この衣装選びが、パーティーの肝だったようで、
アンティークの家具が並ぶカフェの個性的な雰囲気にもぴったり合っていたし、
パーティーの準備も新婦自ら手伝うことができ、ゲストと話しをするために
会場内を移動するのも邪魔にならなかったし、余興でフラダンスを踊ることも
できたので、万々歳でした。
新婦のブーケも、会場近くの元町のお花屋さん「Peace Flower Market」
購入。新婦自らブーケを受け取りに来るのはめずらしいそうで、
お店のツイッターで写真をアップしてもらいました(笑)

淡いピンクのバラをメインに、グリーンのあじさいの花を組み合わせた
5月らしい爽やかで上品なブーケに仕上げてもらい、アンティーク風
レースのワンピースの美しさを、見事に引き立ててくれました。
「花嫁」というくらい、このブーケがあるのとないのとでは、華やかさが
全然違うので、重要なアイテム。ここもケチッてはいけないポイントでした。
会場のカフェには、庭があり、みずみずしいグリーンや小さい花々が
たくさん咲いていたのも、予想以上に良かったです。新郎新婦は庭から
入場したので、この庭の草花にも祝福されて、道草婚パーティーらしい
演出になりました。
Special Thanks 写真提供:鈴木永弘(カフェ外観・新郎新婦・ブーケ)、珈琲焙煎舎(道草婚パーティーの様子)、荒澤文香(フラ教室の様子)、伊達和美(庭から入場の様子)


つづく・・・




2012年5月5日土曜日

文芸誌「アフリカ」5月号にエッセイ「匂い百景」を執筆



夫の下窪俊哉が編集人の文芸誌『アフリカ』5月号が好評発売中です。
妻の芦原陽子は、前号に引き続きエッセイ「匂い百景」を執筆しています。
匂いにまつわる思い出の風景を綴りましたので、ぜひご覧ください。
昨年11月に横浜山手の洋館「ブラフ18番館」で行ったサロンコンサートで、
私が読んだ現代アーティスト木村裕さんの詩「穏やかな波」も掲載されています。

毎回、『アフリカ』の表紙は切り絵なんですが、今号は、わが家の守り神的存在の植物「クワズイモ」が表紙を飾りました。(ちなみに、わが家のクワズイモは、私の身長より高くかなりでかいです)別名:出世芋とも呼ばれ、成長が早いのが特徴。

爽やかなレモンイエロー色に染まった『アフリカ』5月号。全48頁500円で販売中です。今年から隔月発行となりましたので、ぜひ応援よろしくお願いします!

▽雑誌の詳細や購入方法は「道草の家 ことのは山房のHP」こちら

【目次】
「珈琲の淹れ方に正解はないよ」
~珈琲焙煎舎インタビュー①
穏やかな波 木村裕
「私たち」の生まれる場所(中)
~「成り行き」をどう受け取るか 下窪俊哉
震災の記憶・生きる 鈴木永弘
それだけで世界がまわるなら 高城青
匂い百景 芦原陽子
ゴゥワの実る庭(五) 中村広子
After Color [phase03] 守安涼
執筆者など紹介
道草喫茶室
編集後記

2012年4月20日金曜日

六本木ル・ベインで「ルルルな春、見つけた!」4月21日にはミニコンサートも♪


青山にある洋服や雑貨、傘を扱うショップ「アバラノニマ!」さんの春の展示&
販売会が六本木のル・ベイン内ギャラリーMITATEにて4/27まで開催中です。

ことのは山房は、昨年夏の展示に引き続き、今回も「ルルルな春、見つけた!」
のキャッチコピーとDMの文章を、担当させていただきました。


一枚で絵になるシャツをはじめ、ラインの美しい軽やかなコートや
心躍るバッグなど春のアイテムが勢ぞろいしています。
色・柄にこだわった1点ものの傘も登場しますので、お楽しみに!
「ボンボンストア」さんの、ポップな雑貨も必見ですよ。

今回は、新たな試みとして、4月21日(土)15時から同会場でミニコンサートが
行われるそうです。東京フィルハーモニー交響楽団の須藤さん、遠藤さん
によるヴァイオリン、ヴィオラ、コントラバスを使ったデュオ・コンサート
「小さく春の祭典」を入場無料で聴けますので、どうぞお楽しみに♪

▼会場のル・ベインは、ギャラリーショップ「MITATE」や
和菓子のお店「ori HIGASHIYA」も併設した素敵な場所です。
ぜひ、お立ち寄りください。

2012年4月15日日曜日

ただいま、お姫様ごっこの準備中

気分転換に、ブログでも書いてみるかと重い腰(筆?)を上げてみた。
5月の中旬に、両家の親族と親しい友人を集めて、小さいな結婚パーティを
開こうと準備をしている真っ最中なのです。

誰を呼ぶかにはじまり、会場の手配や招待状の準備、会費のこと、
お花はどうする?ケーキはどんなものに?などなど・・・・・・
考えることがてんこ盛りで「わ~~」と奇声を発しながら、
頭をかきむしって走りだしたい勢いです。夫婦揃ってね(笑)

結婚式や結婚パーティの準備で、ラブラブだった二人が険悪な
ケンカになるという話しはよく聞くけれど、
私たちも順調にケンカし、涙しながら進めている。

そんな大変な中でも、やっぱり女子のお楽しみといえば結婚パーティで
「お姫様ごっこ」ができることが、唯一の希望の光になっている。
もともと結婚式を挙げるつもりはなかったし、高い指輪が欲しいわけでも
なかったけれど、ウェディングドレスを着て、記念写真の一枚は撮って
おきたいというのが、私の唯一譲れない望みだった。

先日、レンタルするウェディングドレスの試着に二人揃って出かけて来た。
ズラリと並んだ白いドレスの群れに思わずゴクリとツバを飲む。
ショーケース越しに、生クリームたっぷりのケーキを見るようで興奮するのだ。
同じショートケーキでも、デコレーションの仕方がさまざまで、
スッキリ、ふわふわ、ゴージャスなどデザインはいろいろある。

カフェでのパーティになるので、裾が長すぎず、邪魔にならないものをベースに
探していて、スッキリストレートタイプがいいかなと頭では考えていたのだが、
着てみると、意外とふっくらスカートがふくらんだいわゆるお姫様タイプの
ドレスが一番しっくりきて、歩きやすかった。

オードリーヘップバーンの「ローマの休日」を頭に思い描きながら、
ドレスを試着し、つかの間のお姫様気分を味わい、
たくさんのサンプル写真を撮って満足した。

旦那さんも、「やっぱり女の子は、こういうの喜ぶんんだね~」と
しみじみと、呆れて?見ていた。

旦那さんの衣装の試着は、選ぶ余地もほとんどなく
軽く3分くらいジャケットを羽織っただけで終了・・・・・
というかわいそうなくらいの対応でした(笑)
ま~そんなもんか。

すぐに裏方に回りたくなる性格の旦那さんなので、
たまには主役になる練習をしたほうがいいと思っている私。
結婚パーティーは、イベント企画を考える二人にとっては、
いい勉強になるんじゃないかなと思っている。

道草夫婦の結婚パーティはどうなることやら・・・・・・
暗中模索しておりますが、招待するゲストの力や知恵を
拝借しつつ、なんとか楽しい宴になるように「がんばるぞっ!」
と、見えないふんどしをキュッと締めた私です。

2012年3月10日土曜日

道草夫婦の初仕事!? USTREAM番組「日本文化人協会」に出演しました



毎週土曜日4時~5時放送のUSTREAM番組「日本文化人協会」に、
本日3月10日、道草家として下窪俊哉と芦原陽子が出演しました!
放送終了後も、アーカイブでご覧いただけますので、
見逃した方はぜひこちらでどうぞ!
▽「日本文化人協会」

毎回ユニークな肩書を持つゲストが登場する番組で、
私たち夫婦は、府中の「珈琲焙煎舎」からのご紹介で、
出演しました。(USTREAM版の笑っていいともみたいな感じですね)

道草家とは??
道草家には、「道派」と「草派」に分かれているなど・・・
道草のうんちく盛りだくさんの1時間番組です(笑)

旦那さんが編集・発行している文芸誌「アフリカ」の紹介や
私が以前作っていた伝説のアナログフリーペーパー
ランチョンマット通信」の紹介もあります(笑)

私は、「Michi-Kusa」や「乙女湯のたしなみ」のイベント活動についてや、
ライター業の「かなマグ」についても話しています。

道草夫婦のコラボレーションサイトもひっそりと、
見切り発車でオープンしています!こちらもよろしくどうぞ。
道草の家 ことのは山房サイト

2012年2月23日木曜日

新月の日に、はじめの一歩。無事に入籍しました!

2月22日は、新月でしたね。
ツイッターでいただいたメッセージによると、
月と太陽、さらに海王星が魚座で重なる特別な日だったそうです。
プロポーズされた日がたまたま新月だったこともあり、
新たな一歩を踏み出すにはちょうどいいなと思って、
この日を選びました。毎月22日は、「夫婦の日」らしく?、
そういったお祝いのメッセージもいただきました。

心配性の私としては、当日は朝から落ち着かず。
書類に不備があってちゃんとこの日に
入籍できないんじゃないかと、家を出るときも、
区役所で待っている間も、ハラハラドキドキでした。

区役所の人はじっくり書類を確認するので、
思っていた以上に待たされたのです。
無事に受理されて、晴れて入籍できて窓口の人に
「おめでとうございます」と言ってもらったときには、
ホッとして力が抜けてしまいました(笑)

その足で、二人が最初に出会った思い出の場所である
山手の洋館「ブラフ18番館」へ行きました。
途中でパンジーの小さなブーケを買ってもらい、
思い出の場所で、写真を撮り、
生えている草をちぎって、誓いの「道草リング」の交換。



誓いの言葉はもちろん、
「病める時も、富める時も、道草することを誓いますか?」です(笑)

そんなジョークか本気かわからないことを
一緒に楽しめる相手ができただけで、幸せだな~としみじみ。

夜は、かしこまったフランス料理ではなく、
近所の商店街で、焼き肉をジュージューして食べました。

特別なことをしなくても、充分楽しめるのが
道草家の特権!?

これからも、夫婦仲良く道草していきたいと思いますので、
温かく見守っていただけるとうれしいです。

▽旦那さんの道草くんもブログに書いてくれたようです。
「道草のススメ」もどうぞよろしく!
http://dailyharumisongtimes.blogspot.com/2012/02/blog-post_23.html

2012年1月21日土曜日

運命の赤い糸って、ホントにあるの?

来月結婚することを、身近な人達に発表してから、
お祝いの言葉や豪華なブーケなどを続々といただいて、
ちょっと恐縮しつつも、「あぁ、私ホントに結婚するんだな~」
と、少しずつ実感している今日この頃です。

今朝は、銭湯を愛する「乙女湯のたしなみ」メンバーから
お祝いのお菓子とメッセージカードをいただきました。

メンバーは、私が食いしん坊だとういうことをよく知っているので、
キャンディーブーケと、ビスケットとキャンディが赤い糸でつながった
縁起の良いお菓子をセレクトしてくれたそうです(笑)どうもありがとう!


このお菓子のように、昔からよく運命の人とは赤い糸で
結ばれているというけれど、ホントにそうなのかもしれないな~と、
最近思い始めています。

私の両親は、秋田と大分出身。
私と彼は、神奈川と鹿児島の出身で、
遠く離れたもの同士が結ばれたというのが、なんだか似ているし。

これから二人で住もうとしている新居は、
彼が小さい頃住んでいた家に、とてもよく似ているそうで、
しかも、その物件名が私の母の旧姓と同じという偶然も重なり、
なんだか、たくさんの見えない“縁”に後押しされているように、
結婚の話が不思議なくらい、トントン拍子に進んだのです。

私が以前発行していた『ランチョンマット通信』というフリーペーパーは、
「鹿に恋して」という奈良旅行の話で創刊して、最後も鹿が表紙を飾っ
たくらい“鹿”がたびたびフューチャーされていたのですが、そういえば
彼の出身地である鹿児島にも “鹿”が入っているではないか!!
などと、よくわからない部分に一人感動している私です。

ちなみに彼は、お友達に言わせると顔がトナカイに似ているそうです(笑)
鹿は神の使いだし、トナカイはクリスマスのプレゼントを運んで来てくれるし・・・
縁起が良さそうなところも、私好みなのかもしれません。

そんな赤い糸に導かれて、来週は生まれて初めて鹿児島へ旅立つことに!
結婚することで、血はつながっていないけど、かわいい妹が二人も増えたし、
私も鹿児島の新しい家族の一人として、迎えてもらえるのがうれいしいです。

2012年1月3日火曜日

明けましておめでとうビーム!!!

新年明けましておめでとうございます。
2012年のお正月は、実家で家族や新しく家族になる人と、
のんびりとおだやかな時間を過ごすことができました。

大みそかは、久しぶりに古いアルバムを
引っ張り出してきて、昔話に花を咲かせました。

祖父母の写真や両親の青春時代の写真、
二人の結婚式の写真などを順を追って見ていると、
命のバトンが奇跡的にリレーされて、ようやく
私や妹まで来たんだなと、感慨深いものがありました。

そうそう、私のツイッターのアイコン写真で使いたいと
思って去年の夏頃撮ったウルトラマンビーム写真。

古いアルバムを見ていたら、それと同じような写真が
眠っていました。自宅の団地で撮った3歳頃の写真かな?
ウルトラマンショーを見に行っている写真もあったので、
どうやら私は小さい頃からウルトラマン好きだったようです。

3分しか地球にいられない持久力のないところも
どこか似ている気がするウルトラマンと私。
地球の平和に貢献できているのか、よくわからないけれど、

私が日々を生きていく中で、感じた喜びや感動、違和感や怒りを
今年も正直なウルトラマンビームで、ビビビと真正面から
発信していきたいなと思っています。

苦笑いしつつも、どうぞお付き合いのほどよろしくお願いします!

2012年1月3日 ことのは山房