2016年10月25日火曜日

憧れの「星の子」人形に挑戦!

シュタイナー教育を行っている幼稚園の親子教室をきっかけに、「手しごと」に目覚めた私。

手先は器用とはいえず、おおざっぱでどちらかというといい加減な性格だが、手先を動かすことは好きだし、手づくりの温かみのある物に惹かれ、自分の頭に浮かんだアイデアを形にしていく地道な作業も楽しいので、どうにかこうにか1年あまり「手しごと」を続けることができている。

月1回行われている、手しごとを習う広場では子どもを連れて主に手縫いの手しごとを教わっている。

昨年の今ごろは、「赤ちゃん人形」を作っていた。これはシュタイナー教育では最初に与える足のない素朴な抱き人形として紹介されているものだ。ブログでも「僕のかわいい妹」というタイトルで記事を書いているので、興味のある方はそちらもどうぞ。

あるシュタイナーの幼稚園のバザーで、「星の子」というかわいらしい手のひらサイズの人形が売られているのを見てから(正確には売り切れていて、実物を見ることはできなかった)いつかあの子を作ってみたいと思っていたのだ。
「スウェーデンひつじの詩舎」で手作りキットが販売されているということで、実物を見てから決めたかった私は、青山にあるクレヨンハウスに買いに行った。いろいろ色がある中から黄色と水色の2体がセットになった星の子のキットを購入することにした。(税込みで1680円)

やらわかなジャージー素材の星型のお人形は、作っている最中から優しい気持ちになれる。講師の先生にアドバイスを受けながら、作っていくと仕上がりの美しさが断然違うので、とても勉強になる。

ジャージー素材はズレやすい生地なので、仮縫いをしたり、まち針を多めに打ったりといった、下準備が大事なのだ。羊毛の入れ具合や目口のバランスも、小さい人形だからこそちょっとした加減で持った印象や顔の印象が違ってくるので、慎重にやったほうがいい。
ニョキッと出た、てるてる坊主のような小さな手と足。ふっくらやさしい顔がなんとも可愛いらしい「星の子」人形。息子もお月さまやお星さまが好きなので、気に入ってくれるといいな。

あとは、髪の毛を縫い付けるだけで完成。落ち着いてやりたい作業や時間が足りずできなかった部分は、宿題として持ち帰って育児の合間にやる。次は1ヵ月後なので、焦らずできるのがありがたい。

手しごとを習う広場では、講座の終了後に子どもたちと親と講師の先生とともにスタッフ手作りのおやつもいただく。この日は、豆乳クリーム付きのマドレーヌとリンゴジュースの寒天ゼリー、参加者のママさん差し入れのクッキー。教室後のおやつのたのしみもあるからこそ、親子で通い続けられているのかもしれない。




2016年10月24日月曜日

竹とんぼ日和

夫が、美しい「竹とんぼ」をもらってきた。
しばらく棚の上に飾ってあった竹とんぼ。「今日は竹とんぼ日和だよ」ということで、私と夫と息子の三人で午後の晴れた時間帯に広い芝生のある公園へ行ってきた。

まずは、夫と私で飛ばしてみる。

手の平ですり合わせて、竹とんぼを手放すあの一瞬、勇気がいる。二人とも最初はぎこちなかったが、だんだんとうまく上のほうへ飛ばせるようになった。子供の頃にやっていたと思うが、久しぶりにやるとなかなかおもしろい。

竹とんぼって、ブーメランのように戻ってくるんだっけ?
今回もらった竹とんぼは、ブーメランのように戻ってきた。手をこすり合わせる部分が、滑らないようにザラザラとした加工がしてあって、青く色がついているので見た目にも美しい。

辞書を引いてみたら、竹とんぼは江戸時代にはすでにあったようである。竹とんぼを飛ばしていると、タイミングよくヘリコプターが空を横切り、息子も飛ばしたい気分が高まったようだ。

2歳7ヵ月の息子も、竹とんぼの動きがおもしろいらしく大人の飛ばすマネをする。くるくる回すことはできるようだ。でも、竹とんぼが掃除機に見えるようで、芝生の上で「そうじきー」と言いながら芝をこすって遊んでいるほうが楽しいようだ。
竹とんぼを飛ばせるようになるのは、もう少し先になりそうだ。



2016年10月16日日曜日

ママのお誕生日は、汽車ポッポに乗るのだ!

もうすぐママのお誕生日、さてどこに行こうか?と夫と話していたときに、図書館でバイブルのような一冊に出合ってしまった。

『小鉄&ママ鉄の電車を見よう!電車に乗ろう!首都圏版』(棚澤明子 著・プレジデント社)
2歳7ヵ月の息子と、奪い合うようにしてこの本を見ていたら、ここも行きたい、あそこも行きたいと、ぜーんぶ行きたくなってしまい、「どうしよー!」と悶々として眠れなくなるくらいに興奮してしまったのは、ママ。息子は、そんな私を見かねて、「だいじょうぶだよー」(つまり、そんなに心配しなくても行こうと思えばいつだっていけるよ)と言ってくれたのだった。

今年のママのお誕生日は忙しく、午前中は幼稚園の体験入園をすることになっていた。お昼ご飯をどこかで食べて、その後電車を見に行けるような半日で遊べるスポットがよかった。

息子は機関車トーマスが大好きで、シュッシュ、ポッポ言いながら部屋を毎日走り回っているくらいなので、前から気になっていた汽車のある大森の入新井西公園へ行くことにした。
バイブルにももちろん載っている。よく見てみると、この汽車は、運転席に乗れるだけではなく、ある時間になると汽笛が鳴り、車輪が動くと書いてあるではないか!!

土曜日は、午前11時と午後2時、3時に動くというので、2時の回を狙った。

大森のベルポートにある、「マサラ」というインドカレー専門店で三人でランチをした後、いざ公園へ。ここは、交通公園とセットになっているので、三輪車や足こぎ自動車などを運転することもできる。もうちょっと大きくなったら、自転車の練習もできそう。
木陰とベンチのある公園には、滑り台や砂場もあり、子どもにとては楽園のような場所。
公園でしばらく遊び、汽笛が鳴る頃には、汽車のまわりが子鉄だらけになる。息子は本物の汽笛に少々驚きながらも、振動をじかに感じて楽しんでいた。レバーや部品を触るのに夢中になって運転席からなかなか出てこない。
汽車の運転席のすぐ横には、京浜東北線や東海道線、特急の踊り子などがビュンビュン走り抜けていくので、子鉄たちにはたまらない様子。

親子三人で、大満足な一日となった。息子は帰りの電車で爆睡。汽車の夢でも見ていたのだろうか?



2016年10月6日木曜日

ママ、ふとんあげないでー!

わが家では居間にもなっている部屋に布団を敷いて寝ているので、朝一番に布団を押入れにしまうのが日課だ。

でも、2歳半の息子は毎回「ママ、ふとんあげないでー!」と叫ぶ。

敷布団をしきっぱなしだと、ゴロゴロ寝だしてけじめがないので、敷布団は息子が朝ごはんを食べているすきにささっと片づけてしまう。

でも、ふとんの上で遊ぶのが好きな気持ちもわかるので、掛け布団は食後の息子の楽しみとして、片づけずにしばらく出しておいてあげることにしている。
息子は、布団を山に見立てて遊ぶのが好きなので、私と夫のかけ布団と薄手のタオルケットを無造作に立体的に置いてあげる。

すると、どこからか汽車や新幹線がかけ布団の周りに集まってくるのだ。
かけ布団のいいところは、ふわふわしていること。気持ちがいいこと。寝ながら遊べること。布団の下にもぐらせれば、トンネルにもなるし、想像の中では池や川もできているのかもしれない。

立体感のあるかけ布団山に、自分も寝っ転がり電車を走らせるのはさぞかし気持ちがいいだろうなぁと、いつもうらやましい気分で見ている。
夏のプールで覚えたバタ足を、かけ布団の上でやるのはホコリが立つのでやめてほしいが、息子はおかまいなしに、バタバタやっている。いちおう遊ぶときのルールとして、布団の上ではドングリなどの実を使って遊ぶのは、NGということにしている。布団が汚れそうなので。
そういえば、私も子どもの頃、太陽の下に干した温かい布団の上に、寝っ転がるのが好きだったな。